飛ばないラケット、飛びを抑えたラケットは守備範囲が狭くなる

動きが悪い、悪くなったと思ったらラケットのパワーアシストが足りないからかもしれない

飛びを抑えた造りのラケットやポリエステル系のストリングを選択している、高い数値でストリングを張っているプレイヤーは守備範囲が狭くなりやすい傾向にある。

ストリングとラケットを合わせた総合的な反発力やパワーが抑えられていると不足分をプレーヤーの出力運動で補う必要がでてきます。

出力運動を上げるためには、十分な時間の確保が必要になり、そのために移動の動きからボールを飛ばすための運動に早い時期に切り替えがおこなわれます。そのために、移動できる範囲が狭くなるのです。

多くの移動を伴うショットでは、ボールを打つための十分な時間を確保することができないにもかかわらず、ある一定以上の威力のボールを打とうとすると、身体はボールを追うことより出力運動を確保することを優先します。

そのため、ボールに追いついていないのにかかわらず、足が止まってしまいますので、体勢を崩した状態でボールを打つことになります。

春夏は違和感は感じないが、秋冬になると動きが悪くなると感じる場合は、ストリングスの張り上げテンションを少し落としてみるのも良いアイディアだと思います。

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