正しいことを覚えるのではなく、体験からコツを掴むことが大切!
上達の壁にあたる人、破れない人、乗り越えられない人たちの傾向の一つとして「正しい事、正解を覚えよう習得しよう」とする。
テニスでは一つの状況でいくつもの選択肢があり、その中で最適な選択をすることが大切になる。
意思決定ののち、スイングをしてボールがラケットから放たれる。
狙い定めたところにボールが落ちることもあれば、違うところに落ちることもあれば、当然コートに収まらないこともある。
意図した結果が得られた時には問題はないが、意図した結果が得られない時が問題だ。
壁にあたるプレイヤーの傾向は、結果を得られなかった時にスイングに問題ありと思い、判断し、正しいスイングの習得に取り組む傾向がある。
結果を得られない要因としては、状況の把握、判断、意思決定、実行力(正しいスイングの習得ではなく、運動の調整力や制御力)などなどがある。
状況の把握力、判断力、意思決定力、実行力のいずれかが、育まれれば最適な結果になる可能性は高い。
この力を得るためには、なんの能力を使い、どこに意識をむけ、どのように取り組み、どのような経験つみ、どのような考え方をするかを、体感をもって体験しないとならない。
砂時計の砂がたまるまでの過程のように、砂が落ちる量や時間には変化がないが、目で推し量れるようになるにはある程度の時間が必要になる。
時間というものを経て目で認識できるようになる。
体感をして、体験にかわることで、感覚を把握できるようになり、感覚を掴むこともできるようになる。
これは、正しい事を覚えるという過程とは違うアプローチになることは明らかだ。
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